壮絶な体験話

こんばんは、平田です。今日は8月23日。まだまだ蒸し暑い日が続いていますが、少しずつ日が暮れるのが早くなり、空を見上げれば、真夏の雲から秋の雲に変わりつつありますね。

今日の午前中、千里丘の銀行で売買のお取引をしました。出席された沖縄出身の売主様の奥様は89歳。お取引の合間に壮絶な沖縄での戦争の体験話を聞かせていただきました。

昭和20年の終戦当時小学生だった売主様の奥様は、お兄様や祖母をアメリカ軍の空爆で失い、それでも地を這いながら戦火かいくぐり、食べる物もなく究極の飢えと闘い、意識朦朧となりながら逃げ続けたそうです。

それでもついに昭和20年7月末にアメリカ軍の捕虜になり、絶望のまま終戦を迎えたとのこと。まさに死と隣り合わせ。ここで書くことを控えざるを得ないものまで食べて、飢えをしのいでいたとのことです。ここまで生々しい戦争体験のお話を聞いたのは初めてだったので、とても衝撃でした。

運よく戦争のないこの時代に、そしてこの国に生まれてきたこと。お腹いっぱい食べることができる飽食の時代に生きていること。当たり前のことだと思っていましたが、本当はとても運がよく、とても幸せなことだとつくづく思いました。

「沖縄はまだ戦後なんです。」、「あの時を思えば、どんな事でも耐えられる」

沖縄での壮絶な戦争を体験された売主様の奥様のお言葉には、もの凄い重みを感じました。

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